●「第3回全国なわとびスピードコンテスト2019」の総合の3位決定戦におきまして選手のなわが外れ、再計測とさせていただきました件について、2019年3月30日試合後、片方のコーチより「初回計測値を公式記録としてほしい」旨のご要望がありました。
それに関して、JJRP本部、各エリアマネージャー、審判長にて協議を致しまして、弊団体としての見解を提出させていただきます。
【経緯について】
弊団体でも再度、問題のシーンをビデオでチェックし、検証を致しました。
①総合部門3位決定戦、シングル対決にて、「GO」のコール後、約7秒にて近畿チームのなわが外れる。
②近畿チームの審判が手を上げて立ち上がり合図
③それを受けてMCが声を出してしまう
(「はい、ただ今選手のなわが切れるというアクシデントがございました」)
④関東の選手がMCの「はい」の声に驚き、約15秒時点で跳躍を中止
⑤関東の選手が完全に止まったのを確認して音源を停止(「Ten」のコールは流れる)
⑥JJRP理事、森が関東のコーチに対応を確認、選手に一任される
⑦双方の選手を集め、種目の順番を変えての計測か再度そのままのトライかを不利を被った関東の選手に確認したところ、シングルからの計測を希望したので、近畿の選手にもその旨を伝え了承を得る
⑧再度シングル計測
【計測結果について】
今回の計測につきましては、
①大会概要に「競技中にロープが切れたり破損した場合、出場順を改めて一度だけやり直すことができる」というルールがあること
②コーチ及び選手に意思確認をしていること
③関東の選手が再計測を選択し、それが行われて結果が出ていること
以上の点を踏まえて、今回の記録は大会時のものを採用させていただくこととなりました。
【今後の対処について】
今後、このようなことが起こりませんよう、トラブル処理の流れの文書化、マニュアル作成、今一度の大会ルールの再確認、審判、MCなどの事前研修の方法、ジャッジの資質向上の方法などを含め全体で検討し、対策をして参ります。
今回の件は、トラブル発生時の弊団体としてのルールが審判及びMCに徹底されず、本来であれば、競技を続行すべき時にMCが声を出してしまったことにより、選手が止まってしまうという結果を引き起こしてしまいました。これは、競技中に選手の動揺を外的要因で引き起こすという、あってはならないことであり、運営サイドのミスとして気を引き締め徹底して参ります。また、アクシデント発生時に全体の把握が遅れ、しっかりとした説明が出来ませんでしたこと、何よりも運営サイドの徹底不足により、このような事態を引き起こし、大変ご迷惑おかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
●2019年4月12日、「予選と決勝で違う選手が出ているが、ルール違反ではないのか」というご指摘と「違うメンバーで臨んだチームの記録を参考記録にしてほしい」というご意見がございました。
これにつきましては、開催のルールを決める段階で、予選でエントリーしていない選手が決勝に出場することは禁止をするという方向性をもっていた時期がございました。その後、この大会自体が若く発達途上にあることや大会の主旨が、多くの子どもたちが繋がる機会をもってもらうというところにあるということで、予選は代表の輩出の仕方を含めて各エリアマネージャーに一任、決勝戦は各種の事情を鑑みて、各エリアマネージャーを通して問い合わせをしていただく方法を取らせていただきました。
エイトのルールとしては「ジャンパーは12名で登録していても、当日の体調により欠場する選手がいる場合、12名以下であれば何名で跳んでも良い。」との記載になっておりましたので、直接的な禁止事項の記述はなく、ルールの変更なしでの運用とさせていただいたので、わかりにくく、参加したかったけれども参加できなかった選手がでてしまった点は私たちの主旨に反するものであり、非常に申し訳なく感じております。
また、違うメンバーで臨んだチームに関しては、全て本部にお問い合わせをいただき、こちらで了解をしているチームとなります。そのため、今回の大会の記録は全てJJRP公式記録とさせていただきます。
ルールも試行錯誤しながら第3回の大会を終えました。今後はルールに関しても疑問のおこらないような記述に変更し、第4回に臨ませていただきます。
※公開前のルールにおいてエントリー外の選手による出場は禁止する方向で検討しておりましたが、公開しているルールにつきましては、出場禁止の旨は当初より謳っておりません。従いまして、ルールの変更は一切しておりません。
===================================================================
今大会後、上記のように種々の疑問やご意見などを頂戴いたしました。関係者の皆さまには大変ご迷惑をおかけし申し訳ありません。
私たちJJRPはこのご意見により、様々な見直しをするきっかけをいただくことができました。これからも皆様からのご意見をJJRPの宝として、真摯に向き合い、より良い大会、運営に繋げていけるよう努力して参ります。今後とも、忌憚のないご意見を頂戴したくお願い申し上げます。