ひじの関節は、主に4つの運動を行います。その4つとは、屈曲、伸展、回内(かいない)、回外(かいがい)です。
なわとびを行っているときも、ひじはわずかに動いています。演技によっては、ひじが大きく動くこともあります。
ところで、ひじは、スポーツなどの運動中にケガを起こしやすい部分の1つです。ひじを痛めると、ひじを動かすことがつらくなります。なわとびを安全に楽しく行うためにも、痛め予防する筋力トレーニングを行いましょう。
代表的なひじの筋力トレーニングを紹介します。
<ひじの筋力トレーニング>
①椅子に座るか立って行います。
②一方の手の平の上にもう一方の手の甲を置きます。
③両ひじをほぼ直角に曲げます。
④前腕は床とほぼ平行になるように保ちます。
⑤両ひじを固定したまま、両手で全力の押し合いを7秒間続けます。このとき、ひじを曲げ伸ばししないようにしましょう。
⑥休みをはさみながら3~5回繰り返します。
湯浅景元(中京大学名誉教授)